芝山のアトリエ

2008年07月31日

芝山のアトリエ 第2期工事「ほぼ」完了

「芝山のアトリエ」の第2期工事がほぼ完了しました。
ほぼ、というのは、2,3点ほど修理というか調整などがあるけれども、
工事全体としては終了していて、クリーニングも終わった、の意です。

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アトリエ兼ギャラリーです。
これ分かるかな?
建具の後ろは収納棚になっていて、
建具の上部にはピクチャーレールが埋め込んであります。
ギャラリー的に使うモードでは、建具を写真のように全部閉めて、
アトリエモードとか、他のモードの時には建具を開けて使います。

改修前、ここは床の間のある本格的な和室でした。
今は、跡形もなくギャラリーのようになっています。
クライアントの息子さんである泉東臣画伯の作品が
展示されている状態を早く拝見したいです。

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今回のリノベーション(改修)では、
洗面所や、

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トイレも新しくなっています。

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中川事務所では、このようにカウンターなどは、
既製品をはめ込むのではなく、デュポンコーリアンという人工大理石をデザインし、特注で作ってもらっています。
ですので、改修であっても、建築と設備器具のあいだに隙間とか無く、
カウンターとして美しく納まってくれます。

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スパ(浴室)の入り口と廊下との関係が分かる写真。

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なんと言っても、この森に面したスパ的なお風呂は気持ちいいです。
この芝山という場所は、船橋市にあるのですが、
同じ船橋市でも、僕の事務所の辺りと比べものにならないくらいの
自然が広がっています。
実際に、網戸を開けていると、
いろいろな生き物が侵入してくるそうです。

8月か9月にお披露目会を開催されるということですので、
その時は画伯の作品と一緒にご紹介できればと思います。

明日は、山梨の週末住宅の現場です。
工務店から、お客様への引き渡しです。
高速道路、混んでるのでしょうか。
早く寝ます。



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2008年07月20日

ユニットバスで諦めていませんか?

タイル屋さんに聞くところによると、
ここ10年くらいの傾向として、
一戸建てでもマンションでもユニットバスの施工が多いそうです。

昔ながらというか、ユニットではなくて、
壁や床を作っていく施工方法を「在来」と言いますが、
この「在来」の浴室がとても少なくなってきていると言うんです。

その理由は、ユニットバスの方が施工するのに無難で、
設計者や施工者にとってリスクが少ないからです。
しかし住まい手、クライアントにとってユニットバスが
最適な空間になるとは限りません。
ユニットバスでは、イヤだ、わたしの心は満たされない!という方は、
ぜひ「在来」のやり方で、建築を作っていただきたいです。
ユニットバスを設置するというのは、
建築を「作る」というよりかは、
カタログショッピングで「選ぶ」という感じです。
物作りという意味では寂しくなります。


「芝山のアトリエ」の浴室はわゆる「在来」です。
ほぼ完成してきました。
これは工事中の写真↓
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これが、ほぼ完成した写真↓
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ガラスタイルは光に乱反射して独特の風合いを見せます。
クライアントの方々が一人一人違うように、
その建築空間も一つ一つ違っていてほしいな、と、
一つ一つ違う方向に乱反射するガラスタイルを見ながら思いました。


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2008年06月24日

風景を切り取る

自然とか風景とかが建築によって、
より存在を感じられたり、より美しく見えたらいいなと
思っています。
芝山のアトリエのリノベーションでは、
浴室も改修しています。

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写真は、既存の浴室を撤去して、サッシだけ新しくしたところ。
既存のサッシは小さくて、もったいなかったんです。
(あまり森が見えなくて、もったいなかった。)

この浴室は森に面しているので、
お湯に入っているときに、
まったりと外の自然が感じられるように設計しました。

まだ全然完成はしていないけど、
森を取り込むというか、切り取るというか、
そういう感じは伝わるのではないかと。

森の中のスパと考えているので、
浴室の壁面もマリンブルーのガラスモザイクタイルです。
毎度ながら、細かいタイルで、タイル屋さん、すいません。
今回みたいな細かいタイル(15mm角)はとても貼りにくいので。

”森スパ”の写真は、タイル工事が終わり次第にアップします。
ちなみにJAXON製の泡風呂は無事に設置できています。

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2008年06月12日

「芝山のアトリエ」リノベーション第2期工事

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芝山のアトリエ、リノベーションの第2期工事が始まりました。
リノベーションというのは、改築のことです。
中川潤一建築設計事務所の設計・監理、
アスカ建築さん(船橋市)の施工です。
今回は、和室だった部屋のアトリエ兼ギャラリーへの改築、
浴室の改築などです。
この浴室は、森に面しているので、お風呂というよりかはスパですね。
ブロア機能付きの浴槽にもなるので、森の中のスパです。


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こちらのお宅には、その和室だった場所にガラスのサンルームが増設されています。
改築後は、アトリエ兼ギャラリーのスペースと連続することになります。
息子様の泉春臣さんの個展がこのサンルームとギャラリーで
開かれることになるそうです。

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今回の床は、無垢のフィンランドパイン(厚み20mm)を、
オスモカラーというドイツ製の自然塗料で色をつけます。
設計者とクライアントの方が考えているような、
グレーの床材が無かったからです
ですので、床を貼る前に塗装屋さんと打ち合わせしながら、
色を決めていきました。
一般には、フロア材に色をつけていくというのは少ないかもしれませんが、
いわゆる建築家が設計した建物の場合ですと、
この自分で色を決めて、つけていくやりかたが多いようです。
思うように色を決められるので、満足度も高いですよ。

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2008年03月20日

泉東臣展

3月20日春分の日。
雨。
出かけようと思い、駐車場に行ったら、
コンクリートの上にリトグラフ発見。
いや、これは近所の猫の足跡か。
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こんな事を考えたのも、
今から泉東臣さんの個展を見に行こうとしていたからかな。
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会場は、船橋の東武デパート、5階。
3月20日(祝)から26日(水)まで開催中です。

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こちらが泉東臣(いずみはるおみ)先生。
個展初日と言うことで、会場にいらっしゃいました。
今、日本画の世界で一番注目されている若手画家の一人です。
「芝山のアトリエ」のクライアント夫妻の息子さんでもあります。

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ご経歴はこちら。
3年先まで個展のスケジュールが決まっているそうです。
すごい。
中川事務所は1年くらい先までしか埋まっていないですよ。
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「光の詩」という作品。
紫から青へのグラデーションがとても美しいです。
泉東臣さんの画法は少し変わっていて、
何度も絵の具を重ね、乾いたら水で洗い流して、
という風に描いているそうです。
なので日本画なのに、日本画っぽくない、不思議な美しさです。
日本画という範疇には収まっていないのかもしれません。

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「紫陽花」。
僕は今回はこの作品が一番好きでした。
まだ梅雨には早いけれど、みずみずしい紫陽花を感じました。
個展はまだ始まったばかりでしたが、もう11点が売却済みとのこと。
泉東臣さんの作品が見たい!欲しい!という方はお早めに。

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2008年03月02日

「芝山のアトリエ」リフォーム打ち合わせ

「芝山のアトリエ」というプロジェクトの打ち合わせに行ってきました。
このプロジェクトのクライアント夫妻は、僕の中学高校の剣道部の恩師です。
この住宅は15年ほど前に新築された輸入住宅です。

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住宅の最初の設計は僕ではありませんが、
現在リフォームの設計を仰せつかっております。
この計画では、住宅がアトリエやギャラリーを含めた住宅兼店舗に変容しつつあります。
単なるリフォームと言うよりも、建築の用途が変更していくので、
リノベーションといった方が良いかもしれません。

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このリノベーション計画は、昨年末に第1期工事が終了しています。
今回の打ち合わせも、第2期工事のためのものです。
たとえば、このリビングのスペース、第1期工事では、

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新しく壁面を立ち上げ、ピクチャーレール付きの引戸を設置し、

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ギャラリーとしています。
展示されている100号の絵画は、クライアント夫妻の息子さんである泉東臣さんの作品です。
今月3月20日から、船橋の東武デパートで個展が開催されるそうです。
詳しくはまたお知らせします。

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ピクチャーレール付きの引戸をしまうと、こんなです。
ピクチャーレール付きの建具は今回のために考案しました。

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ギャラリーの裏には、クローゼットが作ってあります。
まさかあの絵画の裏にクローゼットがあるなんて、思わなかったでしょ?
第1期工事では、ギャラリースペースなどの新設と並行して、大幅に収納スペースを確保するというミッションを遂行しました。
建築家が設計した建物はカッコばかり気にして、使いにくいとか収納がないとか言われたくないんで、自分が設計するときはカッコ以上に機能性も押さえなあかんと思っちょります。
第2期工事は4月から着工予定です。



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