ニッポンの風景

2010年10月03日

京町家・古家改修実践講座に参加しています その2

DSCF2476

昨夜の京町家改修の講習の次の日。
ホテルには朝ご飯のないプランで宿泊していたので、
久しぶりにイノダコーヒー本店を訪れました。
数年前の火災が惜しまれる店だ。
今は復活している、しかし、あの潤いのある庭ではない。
DSCF2480

京の朝セットだったかな。
少し砂糖の入ったコーヒーが疲れた身体に染みました。
堺町通り三条下ルというイノダコーヒー本店から、
南下して四条通り方面へ。
途中、鈴木松風堂さんという和紙のお店で、
図面入れなど購入。
美しい店員さんがいらっしゃって、
京都に来て良かったと心から思う。
お店や商品の写真は取り損なっています。
人間あまりにも美しいモノに出会うと、
写真など撮れないものなんだなと34歳にして悟る。
DSCF2510

その後、いつも掃いている足袋下の店、SOUSOUにて買い物。
DSCF2491

錦小路通りにてハモの照り焼き購入。
今日の晩ご飯のおかずだ。
DSCF2495

さらに母親の誕生日プレゼントを買っていなかったので、
有次という400年以上続く老舗のお店で洋裁用のハサミ購入。
名前を入れてもられるサービスは嬉しい。。。
DSCF2516

昼食はずっと食べたいと思っていた一番星へ。
バス停だと岡崎道、平安神宮の裏辺り。
しっかりとした鶏ガラスープと柴漬けがにくい。DSCF2518

午後。
東山五条。
京都で一番好きな場所、河井寛次郎記念館へ。
河井寛次郎は陶芸家で、
この記念館は寛次郎の住まいだったところ。
雨も降ってきたし、新幹線の時間も早かったし、
何より疲れていたので、お寺や神社よりもこの場所を選びました。
もう20回くらい来てるなあ。
DSCF2519

相変わらずのまん丸の石もあって、
変わったのは自分だけなのかと感傷にひたってみたりする。
あ、この建物の詳細は、
男はつらいよ 第29作「寅次郎あじさいの恋」でよく分かります。
寅さんが京都を訪れて、鴨川で陶芸家に出会う話ですが、
その陶芸家のモデルは寛次郎だし、この記念館、
つまり寛次郎の住まいも映画に出てきます。
DSCF2524

雨がしずしずと降り落ちる中、
この庭で過ごす時の流れは特別なモノです。
2時間ほど庭を眺めたり、館内の本を読んだりして、
雨の京都もよいものだなと。

nonconcept at 21:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年10月02日

京町家・古家改修実践講座に参加しています その1

京都です。
「そうだ。京都行こう。」
と思って大学生活を京都で過ごし始めてから早15年、
京都を離れて8年たち、2年ぶりの京都です。
DSCF2472

京都といっても広いわけですが、
ここは、ど真ん中、四条烏丸の京町家。
四条京町家
ここで開催されるのが「京町家・古家改修実践講座」という、
京都の左官屋さんや大工さんたちによる実践的な研修。
DSCF2463

設計者であるナカガワが何で参加しているのかというと、
古い家屋や建物をリフォームする機会などもあるからです。
あ、自分で塗ったりすることはないですが、知っておきたくて。
事務所のある千葉県市川市から新幹線に乗って通います。
勉強したい気持ち半分、秋の京都を感じたい気持ち半分で。
DSCF2465

もともと大学の時にもいくつか京町家は見学していたのですが、
やはり卒業して実務を始めてから見ると、
学生の時とは違った印象を持ちました。
法規的には、京町家だからといって特別優遇されることはなくて、
普通に建築基準法が当てはまらないといけなかったり、
そういう意味でもスゴイと思います。
江戸時代から建っているのもあるのに、
平成の法規、当てはめまっかと。
まあ逆もあって、昭和20年ころに出来た建築基準法は、
平成22年現在、だいぶ時代遅れのモノになってもいます。

また、この四条京町家のオーナーの方が話されていた、
京町家を残すことが大切なのではなくて、
京町家を使うことによって京の文化や伝統を残すことが大切じゃ!
という思いに共感しています。

僕みたいな京都にいない設計者でも、
京都の、いや日本の文化や伝統を守っていかねばあ!
と思い参加を決めました。
DSCF2473

で、講習が終わり次第、銀閣寺近くの洋食屋「ふろうえん」へ急行。
まあ何はともあれ、腹が減ってはなんとやら。
このハンバーグセット1,900円というお値打ち価格。
クリームコロッケ(エビ入り)なんて、コクと旨味が鮮烈で、
口に入れた瞬間、椅子からズリ落ちそうになりました。


nonconcept at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年08月29日

広島出張 2日目

仕事の方は1日目で終わり、
2日目は帰るだけだったのですが、
せっかくなので広島市内から20分ほどで行ける、
宮島の厳島神社に行ってきました。
DSCF2372

行ってみて分かったのですが、
厳島神社は、本土側になくて、
瀬戸内海に浮かぶ宮島という島にあるので、
宮島口という駅からフェリーで向かいます。

DSCF2379

上陸して、まず目につくのは鹿です。
しかもほとんどすべての鹿たちは日陰で静止してました。
「ねみー。」って顔で。

DSCF2380

参道のお店には「鹿戸」というものがあり、
鹿が入れないようになっています。
人間は入れるけど、鹿が入れない、
大学の時は大げさにアフォーダンスとか言ってた理論です。
無視をするという意味のシカトの語源かと思ったりしました。
DSCF2386

これまた行ってみて気づいたのですが、
厳島神社の干潮に当たってしまいました。
潮の引いた海には、貝とかカニとかたくさん動いてました。
DSCF2394

やっぱし、もうちょっと床とか柱が、海水面近くで、
ひたひたな感じが見たかった!
そして多分、秋の宮島が綺麗そう。
真夏は過酷すぎる。
千葉とか市川とかと比べて、広島は風が吹いてない。
DSCF2399

そんな干潮による心の傷を、
広島市内に戻って広島焼き(へんくつや)で癒しました。
麺の存在感(麺感と名付けてみた)が強かったです。
2日目も暑さに負け、
帰りの新幹線の中ではぐったりしちゃいました。

nonconcept at 23:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年08月28日

広島出張 1日目

広島に行ってきました。
今回は建築の仕事ではなくて、介護のコンサルの方の仕事でしたが、
自分的には初めての広島だったので、
仕事の合間に建築巡りもしてきました。

DSCF2329

フランスとドイツの国境にあるストラスブールという街の
路面電車を思い出しました。
日本はもっと路面電車を増やせばいいのに。
僕の地元の本八幡なんて、いつも道路が渋滞してるから、
路面電車、かっこよくいえばトラムを作って欲しいです。
そもそも市川市は道路が狭いから無理でしょうね。

DSCF2331

原爆ドームをまずは見学。
原爆ドームの建物は、
もともとは広島県内の物産品を展示販売していた所だそうです。
あと結構というか、おもいっきし野ざらしで、大丈夫かなと
心配ですね。

DSCF2346

1955年、丹下健三設計。
平和記念資料館。
丹下健三は慰霊というよりかは、「祈り」が主目的と考え、
伝統的な建築デザイン(五重塔とか)ではなく、
人類にとって普遍的であろう国際様式、
いわゆるインターナショナルスタイルでの建築を
目指しました。

DSCF2343

とはいいつつも、丹下健三は、このピロティの柱のモチーフとして、
伊勢神宮を意識したといわれています。

DSCF2337

この平和記念資料館の手前には、
彫刻家イサムノグチがデザインした平和大橋の欄干が
あります。
一見気づきにくいからか、
外国人観光客の方々もほぼスルーしてました。

DSCF2369

でも、ゆっくり建築を巡る場合じゃないというか、
2010年、真夏の広島!暑い!
携帯電話でエクストラコールドというマイナス2℃のビールが
飲める店を探したら、
リーガロイヤルホテルのバーで飲めることが判明&急行しました。
33階だったかな、この眺望。
だんだんと陽が落ちる移ろいを肴に、
冷たいルービー、まじ染みますた。

nonconcept at 22:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年02月09日

市川市の街づくり勉強会に参加してみた

大学の同級生のシゲ子さん(京都在住、建築家)から、
「今度、市川市の行徳ってとこに行くねん。」
と年賀状で知り、それは是非千葉を案内せな!ということに。
行徳というのは僕の住む市川市内のお寺の多い漁師町です。

まずはその行徳であるという、街作りの勉強会に参加。
同級生たちは、その勉強会で発表するらしい。
僕は参加といっても、飛び込みででの参加。(乱入か。)

改めて地元の歴史や問題点などを学ぶと同時に、
シゲ子さんたちの京町家の現状のレポートや、
既存不適格建築物の行政での扱われ方などの発表を聞く。
他の方と同感で、昭和25年に制定された建築基準法が、
現在の建築や都市にそぐわないものになっていると実感。

ブログDSCF2125

で、僕は2次会の懇親会には参加せず、
次の日、その時の発表にも出てきた千葉県の佐原をご案内。
こうやってみると、俺、佐原好きだし、よく行ってるなあ。

例のごとく、昼食は山田の「じか重」。
じか重、このブログを読んで下さっている方なら分かりますね?
時価重じゃなくて、直重の意。

ブログDSCF2123

関西出身、京都在住の友人からみると、
僕の住んでいる市川市の八幡あたりは、
大阪でいうと豊中市に似ていて、
今回の佐原は、滋賀県の近江八幡に似ているそうだ。
両方知っている方、そうなんでしょうか。

同級生たちの東京組(千葉とか神奈川とかも)の活動状況と、
京都組(兵庫と大阪も)の活動状況を情報交換し、
同級生たちが皆頑張っていると感じました。
俺も頑張らなくては。




nonconcept at 14:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年08月30日

投票所がディズニー並に混んでいた

こんにちは。
今日は衆議院選挙の投票日ということで、
自分の投票所である市川市役所に行って参りました。

自宅兼設計事務所にしているマンションが、
市川市役所の裏辺り(市川市八幡)なので、投票所は市役所みたいです。

で、朝11時くらいに市役所に行ってみたら、
なんと行列が出来ていました。
今まで投票に行って行列が出来ているのは初めて見ました。
並んでいる人たちも、「こんなの初めて(・o・)」と言っていました。

20090830senkyo

並んでるなあと思って並んでいたら、
さらになんと建物の中にも行列があるではないですか。
これに似た感覚はあれですよ。
ディズニーランドに行って、カリブの海賊とかに並んでいて、
やっと乗れるぜーと喜んだら、
建物の中にもまだ行列があった、あの感覚ですね。

投票するまで30分ちかく並びました。
まだ分かりませんけど、投票率が高いんじゃないの?
高ければ良いな!と思いました。


nonconcept at 14:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年12月03日

そうだ京都行こう、ということで

「そうだ京都行こう。」と思い、突発的に京都へ行ってきました。
京都にいた学生の時は毎年誰かしら関東からの友達を案内してました。
大学の4年間と大学院の2年間で延べ100人以上は案内したのでは。
シュンスケとか、一瞬だけうちに来て、シャワーだけ浴びて、
また電車の旅に出た人たちも含めての数ですけど。

で、久々に夜の高台寺へ行ってみました。
自分は京都で紅葉を見るんだったら、
高台寺の夜間拝観だと思っています。

DSCF6377
なぜ「夜の高台寺」なのか。
それは夜の高台寺の夜間拝観では、通常の紅葉だけでなくて、
幻の紅葉も見ることが出来るんです。

DSCF6371
この写真、タイマー機能とか、色々駆使してやっと撮れました。
夜景を撮るのには露出時間を長くするなどコツがいります。
良い建築家はよい写真を撮ると大学の時先生が言ってましたが、
下手な写真を撮るわけにはいかないっす。
この写真で分かるでしょうか?
上半分がライトアップされた本当の紅葉、下半分は水面に映った紅葉です。
この幻の紅葉は、微妙に揺らぎつつ、静かに水面の中に佇んでいます。

DSCF6373
広大の夜間拝観では、鮮やかな竹林とも出会えます。
紅葉の赤や黄色とは対照的な爽やかなグリーン。

DSCF6382
高台寺は、八坂神社(祇園さん)と清水寺の間にあります。
これは八坂神社の本殿の前の舞台の夜の様子。
夜間拝観の後は八坂神社を散歩しながら、
夜の祇園や木屋町、先斗町に飲みに行くのがよいと思います。
実際僕もそうしましたし。

nonconcept at 16:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年09月21日

都市の文脈

木構造の研修を受けに秋葉原に行ってきました。

DSCF6251

会場は秋葉原駅徒歩1分。
秋葉原駅の周辺が再開発されている事は知っていましたが、
実際に日中に見て回ることはなかったのですが、
だいぶスケールの違うスペースがある!と思いました。

DSCF6257
これが典型的な秋葉原の風景。
秋葉原という場所の楽しさというのは、
巨大なパソコンのようなビルの間をてくてくとくぐり抜けるように
歩いていくことかなあと思っていました。
自分が小動物(ネズミとか)だったとして、
何台も連なるパソコンのあいだをくぐり抜ける感じ!
といってもイイかもしれないです。

DSCF6259
秋葉原ってこんな路地が多い。
ビルとビルに挟まれて、「もう歩く場所すらないぜ。」という
都市の見えない圧迫感が好き。
狭い道にへばりつくように、お店や自販機が並んでいく、都市の見えない圧力。
これが秋葉原の街のもつ魅力のひとつ。

DSCF6254
しかし、研修会場の入っているビルの足下にあるこの開放的なスペースは、
それ自体は心地よいものなのかもしれないけど、
今の秋葉原のなかにあっては不自然で不気味でした。
こういうちぐはぐなスケールの場所は京都や奈良でも見られます。
都市のスケール感は、その都市の持っている雰囲気を作ります。
都市のスケール感や歴史を把握し考慮して建築を設計することを、
ヨーロッパの都市計画では、「都市の文脈を読む」といいます。
このオープンで一見お洒落なスペースは、都市の文脈を読んでいるでしょうか?
読んだ上で敢えて外しているのでしょうか。
少なくとも僕には、
秋葉原という街の「文脈」を軽視しているような気がしてならないのです。



nonconcept at 23:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2008年02月28日

この立面図が見たい

DSCF0327

日本建築学会主催の「木質構造の設計」というセミナーに行ってきました。
会場の千葉市文化交流プラザは、
ぱるるプラザ千葉→千葉市文化交流プラザ→京葉銀行文化プラザ
という出世魚のように名前が変わりつつある施設です。
実際建物の中にある張り紙には、ランダムに3つの名前が使われていて、
寿司屋でハマチとブリの違いが分からないと困るよね的な状況。

お昼休みに千葉駅のあたりを歩いていた時に、
何か変だなぁと思い、ふと見上げてみたんです。

DSCF0329

まず風景としてどうなんだろうかと思いましたが、
こういう建築物が生まれるプロセスってどんなだろうと思いました。
フクロウなだけに、夜もしっかり見ていますよ、
という意味合いというか、駄洒落で交番を作ったのでしょうか。
設計者としては、このフクロウが描かれているであろう立面図に
興味があります。
ちょっと見てみたいなあと。
建築の世界では、「顔の建築」として、山下和正さんの「顔の家」が有名です。
僕も学生時代に見たことがありますが、インパクトありました。

フクロウ建築のジャンルがあるかどうかは別として、
フクロウ、特にシマフクロウ、何気に好きです。
あの素早い首の動きが。
あ、「あの」とか言っても普通は分かりませんよね。
ちなみにこの交番、首の部分は動かないっぽいです。


nonconcept at 20:43|PermalinkComments(3)TrackBack(0)