2008年09月

2008年09月21日

都市の文脈

木構造の研修を受けに秋葉原に行ってきました。

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会場は秋葉原駅徒歩1分。
秋葉原駅の周辺が再開発されている事は知っていましたが、
実際に日中に見て回ることはなかったのですが、
だいぶスケールの違うスペースがある!と思いました。

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これが典型的な秋葉原の風景。
秋葉原という場所の楽しさというのは、
巨大なパソコンのようなビルの間をてくてくとくぐり抜けるように
歩いていくことかなあと思っていました。
自分が小動物(ネズミとか)だったとして、
何台も連なるパソコンのあいだをくぐり抜ける感じ!
といってもイイかもしれないです。

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秋葉原ってこんな路地が多い。
ビルとビルに挟まれて、「もう歩く場所すらないぜ。」という
都市の見えない圧迫感が好き。
狭い道にへばりつくように、お店や自販機が並んでいく、都市の見えない圧力。
これが秋葉原の街のもつ魅力のひとつ。

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しかし、研修会場の入っているビルの足下にあるこの開放的なスペースは、
それ自体は心地よいものなのかもしれないけど、
今の秋葉原のなかにあっては不自然で不気味でした。
こういうちぐはぐなスケールの場所は京都や奈良でも見られます。
都市のスケール感は、その都市の持っている雰囲気を作ります。
都市のスケール感や歴史を把握し考慮して建築を設計することを、
ヨーロッパの都市計画では、「都市の文脈を読む」といいます。
このオープンで一見お洒落なスペースは、都市の文脈を読んでいるでしょうか?
読んだ上で敢えて外しているのでしょうか。
少なくとも僕には、
秋葉原という街の「文脈」を軽視しているような気がしてならないのです。



nonconcept at 23:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ニッポンの風景